こんにちは!ヘアデザイナー安達です^^
美容室の集客に欠かせないツール、
『チラシ』
コストもかかり、制作時間もかかり、投函する手間のあるこの
『チラシ』ですが、
他のツールにはない魅力を持った集客ツールなのです。
今回はそんなチラシの魅力や、実際に自分で作る方法と
反応の良いチラシを作る考え方を解説していきます^^
目次
美容室でのチラシの魅力って?
美容室でのチラシの魅力や、有利な部分って考えたことはありますか?
今現在、どこの地域でもデジタル集客が主流だったり、
大手のホットペッパーなどのポータルサイトに登録しないと集客は難しいと言われていますが、
うちのサロンではチラシだけで1か月に20人近い新規客を集めることに成功しています。
また、チラシを使って客単価1万2000円以上のお客様を集め続けることも成功しています。
チラシってすごく魅力的なツールで、
デジタル集客よりも即効性のある集客が得意です。
大体チラシのコストは1枚0.8円~1.2円くらいで済ませています。
1000円~1200円ほどの集客コストで、12000円の単価のお客様を集めることができれば、
利益もある程度残りますよね。
そして即効性のあるツールなので、数日中に集めることができたり、特定の月に限定して集客をすることも可能です。
しかしこれには理由があります。
・デザイン費を抑えながら反応の良いチラシを作成する
・両面カラー印刷を外注化しつつ費用を抑える
・折込ではなくポスティングで特定のエリアに配布する
この3つをこなしてこそ効果と利益が見込めるわけです。
それでは実際に、デザイン費を抑えながら反応の良いチラシを作るために必要な事を解説していきます。
自分でチラシを作成する方法
まず、自分でチラシを作成するのに必要な準備があります。
手書きであれば紙とペンがあればOKですが、デジタルで作るほうが画像などを入れれるのでよりクオリティの高いチラシになります。
・パソコン
・イラストレーターソフト
・インターネット環境
この3つは最低限必要です。
私はノートPCでもデスクトップPCでも自社のチラシを作成していますが、
忙しい隙間時間にチラシ作成を進めるのであれば、ノートPCがおすすめです。
イラストレーターソフトは、個人的に2つのソフトを使用しているので紹介しておきます。
・アドビ・イラストレーター
・paint.net
この2つです。
美容室のチラシ作成をイラストレーターで
アドビ・イラストレーターは有料のソフトですが機能性が良く、
チラシの作成や外注に発注する際に必要なトンボ・裁ち落としなども一括で作成することができるので、基本的にはイラストレーターで作成することが多いですね。
1度入力したテキストの修正や、レイヤーごとにサイズを変更することもできるので
途中でチラシのデザインを変更したり、メニューを変えたり、料金を変更するのにも重宝します。
画像のサイズ変更もパーセンテージで変更できるので、任意のサイズになるまで繰り返し変更できますし、
縦横比を変えずに画像サイズを変更できるので、サロンの外観やアクセス、内観などの画像の劣化を防ぐこともできます。
美容室のチラシ作成をpain.netで
paint.netは無料のソフトです。
操作感はイラストレーターに非常に似通っています。
ほとんどの機能を無料で使用できるのが一番のメリットですね。
しかし、イラストレーターに比べると若干機能に劣る部分があります。
まず、
・トンボの設定ができない(私がプラグインなど追加していないのもあるかもしれませんが)
トンボ、落としの設定ができないと、外注に発注する際に、余白を設定することができません。
これは別のソフトを使用することで解消できるのですが、少しチラシの画像データ自体が劣化することもあります。
・一度レイヤーに入力したテキストを変更できない
チラシ上でメニューをテキストで配置したとします。
後々メニューの名前を変更したり、料金を変更する際に、任意の場所だけ削除をして変更ができないんです。
なので、
「〇〇+〇〇→〇〇円」
の〇〇円だけ変更しようとしても
「〇〇+〇〇→〇〇円」
のテキスト全てを削除し、最初から入力する必要があります。
「そんなくらいか」
と最初は思っていましたが、改変箇所が多くなればなるほどこのデメリットは大きいです。
イラストレーターであれば一度入力したテキストも、特定の箇所だけ変更できるので、複数個所修正するときもストレスになりませんし、時間のロスも防げるので
ある程度のクオリティのものを自分で作成するのであればイラストレーターを使用することをお勧めします。
ステップ1:美容室のチラシのサイズを決める
チラシにはサイズがありますよね。
うちでは基本的にA4サイズのみで作成しています。
B5サイズで作成したこともありましたが、圧倒的に内容不足のチラシになりますし、
集客効率も良くなかったので現在はA4のみです。
A4のサイズは210×297mmです
イラストソフトで、このサイズでキャンバスを設定し、作成していくと、外注するときにサイズの変更などしなくて済むので
新規作成→キャンバスサイズ(用紙サイズ)であらかじめA4か210x297mmにしておきましょう。
ステップ2:チラシの枠組みを考える
サイズの設定ができたら、実際にチラシにどんな要素を配置していくか決めていきましょう!
内容によって、縦配置か横配置を決めていきます。
ウチでは、紹介文や解説などの要素は縦配置で
メニューやアクセス、電話番号などのキャンペーン情報は横配置で設置してます。
縦ページでは、キャッチコピーの見出しのサイズを決め、配置します。
ステップ3:コンテンツを追加する
レイヤーを変えて他の文を入れます
画面上部のレイヤーをクリック後
新規レイヤーを追加
を押すとレイヤーが追加されます。
ツールバーのTマークではテキストを入力でき、
図形マークで四角い枠を追加することができます。
薄い色の図形を入れたい場合は、図形マークを押した際に上部に出る「透過率」にスライダーを調整してください。
各見出しの解説などをすぐ下に本文として配置するほうが良いですね!
見出しは例で適当に付けていますが、
「読者の目を引く」事が最優先ですので
キャッチコピーと見出しは、正確性や希少性を出して、お客様の悩みを解決してあげる文にしておきましょう。
ステップ4コンテンツの装飾
実際にサロンチラシ風に仕上げるとこうなります
画像を入れるには、画像が入っているフォルダを開き、
ドラッグアンドドロップで画面に追加します
実際にドラックアンドドロップをするとこんな感じなります
画像を範囲選択ツールで選択し、CTRL+Xで切り取り、元のチラシにCTRL+Vで張り付けます
↓
自分の希望する箇所に画像を配置すれば、文字と画像が入ったチラシになっていきます^^
文字の色を装飾する場合、
文字を選択した状態で、ツールボックスのカラーパレットを押します
(デフォルトでは黒ですが薄い赤色になっている箇所です)
好きな色を選択し、
OKを押すと
実際の文字の色が変わります。
その付近に葉っぱなどの透過画像を配置すれば、季節感が増しますね^^
後は文字の色などを装飾することで、ぐっとチラシっぽくなります^^
このまま修正を加えた実際のチラシの一部を紹介します。
各画像はヘアスタイルやビフォーアフターにし、テキストで各メニューの解説をしてあげることで、
お客様は見やすくなります。
裏面では、実際にキャンペーンやメニューを配置します。
キャンペーンメニューは、裏面の解説に合うものでなければいけません。
自社コンテンツの魅力を提示→それに合うキャンペーンが理想ですし
自社の強みに惹かれてくるお客様のほうが、その後の定着も圧倒的にしやすいです。
以上が簡単ですが自分でチラシを作成するための大まかな流れになります^^
イラストレーターが苦手な方は、
CANVAというサービスを使うことで簡単にチラシを作ることもできます。
こちらについては別記事で紹介していきます。
実際に反応の良いチラシを作るためのポイントは
すぐに使えるチラシのテンプレートは
手書きのチラシのほうが反応がいいのか?
ここまでデジタル作業でチラシを作ってきましたが、
よく耳にする
「手書きチラシのほうが反応がいい」
ということについても触れておきます。
僕の主観ですが、
「手書きチラシのほうが反応がいい」という事はない
と思っています。
これには理由があり、
・サロンのブランディング
・ベネフィットが提示できているか
・サロンのターゲットはどこなのか
がそろっていないとそもそも手書きであろうとなかろうと、効果が生み出せないからです。
ポイント1:サロンのブランディング
サロンのブランディングにもよりけりですが、
ある程度の単価をいただくシックなサロンで、
近隣地域に撒くチラシが手書きでアットホームであれば、ブランディングイメージと異なってしまいます。
そうなると集客効果は見込めませんし、よくわからないお客様を集めることになります。
ポイント2:ベネフィットの提示
また、チラシ自体のコンセプトが決まっておらず、
「内容の薄い」「何を1番にアピールしたいのかがわからない」
つまりそのチラシを手に取ったお客様が感じる「ベネフィット(将来像)」が無い、
ようなチラシであれば、当たり前ですが魅力が分からないので行く理由もないわけです。
ポイント3:ターゲットの設定
そしてターゲット設定が不明確なチラシであれば、
手書きであろうと、デジタルであろうと
どんな方に来てほしいのか限定されていないので、集客効果は見込めません。
どんな年齢のどんな悩みを持っているどんな収入のどんな性別の方なのか、
細かく細分化していきましょう!
手書きチラシで反応がいい例
じゃぁ実際に反応がいい手書きチラシはなんで存在するの?
ということですが
・田舎の地域で
・アットホームなサロンブランディングで
・サロンに集客したい年齢層を設定していて
・そのチラシを手に取ったターゲットに将来像を見せている
という条件に当てはまったときには、手書きチラシは効果絶大です^^
優しそうな方に施術してもらいたい
似たような年代の方に施術してもらいたい
というターゲットに合う、手書きチラシをまくからですね!
まとめ
いかがでしたか?^^
自分でチラシを作成していくことで、デザイン費用の節約や、狙ったターゲットへのアプローチができるようになります。
基本的に「待ち」の仕事といわれている美容室ですが、このご時世にそんなこと言っていられません。
待っていたら廃業してしまいますからね^^;
自分で攻めるチラシを作るためには
・ツールとソフト
・チラシのターゲット設定
・チラシの枠組み
・コンテンツの追加
・装飾
が大切ですので、そこをしっかりと考えて作っていきましょう!